Road to 2050: 脱炭素社会に向けた戦略

2020年10月26日の国会所信表明演説で、菅内閣総理大臣は「2050年カーボンニュートラル」を宣言しました。これは、ESG投資の広がりやRE100宣言企業の増加に加え、コロナ禍からの回復を見据えたグリーンリカバリーに向けて、この時点しかないというタイミングで発表されたものです。一方、2050年カーボンニュートラル達成は、それほどたやすいものではないことも事実です。本自由研究ゼミナールでは、2050年カーボンニュートラルに向けた戦略を議論します。

(1)地球環境とエネルギー
(2)日本のエネルギー事情
(3)日本のこれまでのエネルギー政策
(4)世界のエネルギー政策の方向性
(5)再生可能エネルギー-太陽光発電
(6)再生可能エネルギー-風力発電
(7)スマートタウン
(8)エネルギーマネジメント
(9)地熱発電・熱利用
(10)バイオマス
(11)エネルギー輸送技術
(12)エネルギー貯蔵技術
(13)技術のベストミックス-セクターカップリング

【担当:瀬川,松本,田中良(客員教授)(環境エネルギー科学特別部門)】

 

全学自由研究ゼミナール「再生可能エネルギー実践講座」(~2020

脱炭素社会の実現を目指し,世界では再生可能エネルギーの導入拡大が爆発的に進みつつあります。ESG投資原則に基づきRE100*を宣言する企業も増える中,世界の動向と技術的課題について,文理融合講義を行っています。 具体的には,まず世界と日本のエネルギー事情を俯瞰し,そのうえで再生可能エネルギー全体の位置づけ、個々の再生可能エネルギーの特徴を講義しています。そのうえで,再生可能エネルギーの具体的な導入拡大に向けた実践的アプローチを講義します。【担当:瀬川,松本,田中良(客員教授)(環境エネルギー科学特別部門),中崎(特任准教授),小林光(客員教授,元環境事務次官)(先端科学技術研究センター)】

*RE100:The Climate GroupとCDPによって運営される企業の再生可能エネルギー100%を推進する国際ビジネスイニシアティブ(RE100 Webサイト(英)