国連と文化1・2

 

国連児童基金(UNICEF)事務局次長による特別講義


 国連教育科学文化機関(UNESCO)憲章に「戦争は人の心の中で生れるものであるから,人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」とあるように,国際社会では,これまでの軍事・経済中心の視点に加え,人の心のウェルビーイングに目を向けた国際的パートナーシップの必要性に注目が集まっています。そして,人々の心に働きかけるためには,文化や芸術が大きな役割を担っています。 この授業では,国連,外務省等からのゲストを迎え,SDGsを含む国連システムの基礎について学びながら,心の交流や文化・芸術の力に注目した未来志向の国際協力について考えます。駒場キャンパスで開講される「国連と文化1」を履修した学生のうち,選抜された学生を対象に,国連ニューヨーク本部において,様々な国連職員をゲスト・スピーカーに迎えた夏季集中講義「国連と文化2」を開講しています。【担当:井筒】


◆「東京大学EMPOWER」の活動
「国連と文化」受講生を中心に結成された学生団体「UNiTe」のメンバーが中心となったSDG10達成のための国際プロジェクト。その成果として,2017年12月1日,国連ニューヨーク本部で開催された国連「災害や紛争時の障害者の権利に関するパネル・ディスカッション」に、世界の若者の代表として学生2名が招待され,SDGs達成に向けた「協力者カミングアウト」を提案・発表し,インクルーシブでアクセシブルな世界の実現に向けた連携を呼びかけました。

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若者たちの思いや「声」を国連で形に

国連本部にて,本学学生がSDGs達成に向けた「協力者カミングアウト」を提案・発表

 

国連本部での夏季集中講義の様子